2010年06月07日

ドラッカーの邦訳と原書の違い

これは個人的な感想ですが、
邦訳は少し重苦しい、固い感じがするんですが、
原書はもっと軽い感じがするんです。
でも同時に力強い。

野球に例えるなら、
軽いスイングで強く遠くへ飛ばせるバッティング、
のような感じ。(わかりにくいかな?)

とにかくなんか不思議なエネルギーを
原文からは感じるんです。
posted by mewla at 11:52| Comment(0) | 「翻訳の限界」について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

翻訳は「伝言ゲーム」

「翻訳の限界」については、まだまだ話すことがあります。

翻訳って、「伝言ゲーム」なんです。

「伝言ゲーム」を一度は誰もがやったことがあるでしょう。

ほんの短い言葉なのに、
伝言をしていくうちに情報がゆがんでいく、
という事実にみんな驚きますよね。

翻訳って著者と読み手の間に「翻訳者」が入る伝言ゲームです。
しかも本の短い言葉を伝えるのではなく、
大量の言葉を伝えなければなりません。

しかも、それを「異言語間」で行わなければいけないのです。

だから、どうしたって、
どんな優秀な翻訳者が翻訳したって、
情報がゆがんでしまうのは、
しかたないんです。
posted by mewla at 10:24| Comment(0) | 「翻訳の限界」について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

邦訳の際には原書は「省略」される

前回"Introduction"が邦訳では丸々省略されている、と書きました。

邦訳の際に原書の内容を省略することは
翻訳者にとってはある意味「常識」です。

読む人は「全部訳して欲しい」と思うかもしれません。

でも、翻訳すると分量が原書の約1.5倍くらいにはなってしまうのです。

300ページくらいのものを邦訳すると450ページくらいになってしまう。

400ページを超えるような本は分厚くて売りにくい
というのが出版業界の常識です。

だから300ページくらいに収めるために
省略せざるをえないケースが非常に多いのです。
posted by mewla at 11:10| Comment(0) | 「翻訳の限界」について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。